マシン解説 Machine Mechanism
フォーミュラ・トヨタ車両主要緒元
ENGINE
型式 TOYOTA 4A-GE
種類 直列4気筒DOHC 20バルブ
総排気量 1,587cc
ボアストローク 81.0×77.0mm
最大出力 160ps/7,400rpm
最大トルク 16.5kg-m/5,200rpm
潤滑システム ドライサンブシステム
CHASSIS
型式 FT30
全長 4,213mm
全幅 1,596mm
全高 1,000mm
ホイールベース 2,597mm
トレッド幅(前/後) 1,472mm/1,323mm
重量 495kg以上
シャシーモノコック カーボン
ボディカウル FRP
ウイング(前後) アルミニウム
トランスミッション ヒューランドLD200 4速+リバース
サスペンション(前後) ダブル・ウイッシュボーン
ブレーキ ソリッドディスク
タイヤサイズ 前180-530-R13(6JJ)
後210-570-R13(8JJ)
エンジン解説
その心臓部は160馬力の5バルブ4A−GEエンジン
 現在フォーミュラトヨタのエンジンには、5バルブバージョンの4A−GEが用いられてる。レースのみならず、
様々なモータースポーツフィールドで鍛え上げられてきただけに、信頼性が極めて高い。
1,600cc4気筒エンジンは、ミドルフォーミュラにはジャストフィット。
 チューニングレベルはオイル潤滑がドライサンプである以外は、限りなくノーマルではあるものの、バランス
取りなどは可能であるため、レスポンス、ライフともに大幅な向上が図られている。他のミドルフォーミュラと
は異なり、エンジン内部への燃料供給はキャブレターであるのも特徴のひとつ。回転や吸気の制限も行われ
ていないため、最大出力は160馬力となっている。
マシン解説
FT30はカーボンモノコックを採用 安全性は飛躍的に向上された
 90年にスタートを切ったフォーミュラトヨタは、その間2度のマイナーチェンジを実施している。その都度時代
背景に即したレイアウト変更が行われ、なおかつ安全性を高めているのが特徴。
 95年、最初のマイナーチェンジではFT10のモノコックを流用しつつ、FT20はカウル、ウイング、そしてフロント
のサスペンションまわりのレイアウトを変更。
 02年にはFT30にスイッチされた。ここでの最大の変更点は、何と言ってもモノコック。いよいよカーボンが採
用された。これにより安全性は飛躍的に向上。逆に流用される部分はエンジン・トランスミッション・サイドポンツ
ーン・リヤウイングぐらいだが、廉価なコンバージョンキットが供給され、費用負担を最小限としている。
 また、FT30へのスイッチと併せ、新たに装着可能になったのがLSD(リミテッド・スリップ・デフ)とデーターロ
ガー。タイヤもバイアスからラジアルに改められた。これにより、さらにF3に近い運動特性を示すようになった
とともに、データ蓄積ならびに解析が可能に。レース全体が確実にスキルアップを遂げた。
 なお余談ながらFT10時代の面影は、サイドポンツーンとミッションに残されている。